【20万種類!?】アンティークコインの種類を徹底紹介!

20万種あるアンティークコインの種類を徹底紹介

古代から私たちの時代まで継承されてきたアンティークコイン

コインの表面には、権力者の肖像や、動物が書いてあり、そこからは過去の文化や習慣を読み解くことが出来ます。

先人たちが、その時に伝えようとしていたことを考えるのもまた、アンティークコインの楽しみ方の一つです。

今日はそんなアンティークコインの種類について解説していきます。

アンティークコインの種類って?

アンティークコインの種類

突然ですが、世界にアンティークコインと呼ばれている物は何種類あるかご存知ですか?

その数、およそ20万種類と言われています。

正し、ここで注意しなければいけないことは、

アンティークコインでいう種類とは2つの意味があるということです。

それは、

アンティークコインにおける種類の意味
  • 銘柄としての種類
  • コイン区分としての種類

になります。

先ほど20万種類と記述したのは、1つ目の意味である、銘柄としての種類です。

銘柄としての種類というのは、イギリスコインや東洋のコイン、日本のコインといった物になります。

どの銘柄のアンティークコインを攻めていくのかは、個人の好みによって違ってきます。

また、アンティークコインを趣味として行うのか、投資として行うかでも銘柄は大きく
変わってきます。

本記事では、アンティークコイン投資をするなら最初に理解しておきたい、
コイン区分としての種類を紹介していきます。

コイン区分としての種類は3つあります。

それは、

アンティークコインの種類
  • 地金型コイン
  • 流通用コイン
  • 記念コイン

この3つです。

まずはこの3種類のどこの区分のアンティークコインを購入するかを決めましょう。

すると、自然に銘柄は絞られてくるのです。

それでは1つ1つどんな特徴があるのか見ていきましょう。

趣味対象のアンティークコイン

趣味対象のアンティークコイン

趣味対象というのは、希少性による価値がついていないため、資産を増やすことに向いていないコインのことです。

趣味対象ではなく、収集対象のアンティークコインと呼ぶ人もいます。

希少性による価値がなく、金属としての価値しかついていないアンティークコインのことを地金型コインといいます。

【趣味対象】地金型コイン

地金型コインは、金やプラチナといった物質として投資するために、前もって作成されたコインです。

そのため、地金型コインに含まれる金やプラチナの含有率は非常に高くなっています。

これらのコインは、金属としての価値しか持たないことが特徴です。

ここで地金型コインの例を見てみましょう。

地金型コインの例

【地金型コインの例①】メープルリーフ金貨

カナダのメープルリーフ金貨は、地金型金貨の代表例です。国旗にも書かれているカエデがモチーフになっていて
カナダ中央政府が、認める法定通貨として登録されています。

【地金型コインの例②】カンガルー金貨

オーストラリアのカンガルー金貨は、毎年デザインが変わることから、収集目的で投資をしている人もいるようです。

カンガルー金貨は、地金型コインの中でも人気のあるコインとなっています。

カンガルー金貨も、西オーストラリア政府が、品質と重量を保証している法定通貨です。

【地金型コインの例③】ウィーン金貨ハーモニー

オーストリアのウィーン金貨ハーモニーは、
オーストラリア政府が品質を認めている法定通貨であり、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会場をモチーフにした
地金型コインです。

これら3つの金貨はoz(オンス)という単位で数えられます。1oz(オンス)=約33.1です。

また金の純度に関しても、99.9%以上で、9999+(フォアナイン・プラス)と
呼ばれています。

それでは、地金型のアンティークコインは購入しない方が良いのでしょうか?

実は地金型コインの中に、準地金型金貨と呼ばれるものがあります。

準地金型金貨とは?
完全な地金型の金貨ではないが、それに近い金貨とされているもの

物質としての価値しかないはずの準地金型金貨が、なぜ値上がりするのか?

その理由は、

「昔から今まで希少性がなく、物質としての価値しかなかったのだから、これからも物質としての価値しかつかないだろう」

というコイン収集家による思い込みがあったからです。

人は誰しも固定概念というものを持っているため、コイン本来の価値を見出すまでにある程度時間がかかるのではないでしょうか?

まだまだ準地金型コインの中には、希少性があるのに放置されているコインが
多くあるように感じます。

そこで、値上がりする可能性がある準地金型コインを見抜く方法を記載します。

あくまでも可能性なので、参考程度に留めて頂けると幸いです。

値上がりする可能性がある準地金型コイン
  1. 発行枚数が10万枚以下なのに、価格の変動が少ない。
  2. 発行されてから100年以上経っているのに、価格の変動が少ない。
  3. 上記2つの条件が揃っており、鋳造国がアメリカやイギリスというような大国である

他にもデザインが良いといった基準もありますが、デザインの良し悪しの感じ方は
人によって異なり、抽象的になってしまいますので、ここでは説明を省かせて頂きます。

投資対象のアンティークコイン

投資対象のアンティークコイン

基本的にアンティークコインは、株やFXのように短期目線ではなく、
長期の投資として購入する物になります。

買った翌週に値上がりするということは滅多にありませんので、
資金に余裕を持って購入しましょう。

それでは、投資対象となるアンティークコインは何になるのでしょうか?

それは流通用コインと記念コインになります。

しかし、流通用コインと記念コインなら全て投資対象になるのかといったら、
それは間違いです。

中には、発行枚数が多かったり、質が悪かったりして、投資対象にならないコインも多くあります。

流通用コインと記念コインそれぞれの特徴を理解して、投資対象となるアンティークコインを購入できるようになりましょう。

【投資対象①】流通用コイン

流通用コインには、

  • 流通用に発行されたが、流通することがなかったコイン
  • 流通していたものが、収集されたコイン

の2種類があります。

流通していたコインは、一国で使用されていたコインです。
そのため、大量に鋳造されている可能性があるので注意が必要です。

しかし、流通用コインは、戦争や恐慌などの世界情勢により、
途中で発行枚数の殆どを融解して金塊にしているものもあります。

融解していた場合は、発行枚数が少なくなり、希少性が高くなるので、
必然的に価格の上昇が見込めます。

流通用コインは、流通していた国の王の肖像画が書かれている物が多いです。

流通用アンティークコイン

【投資対象②】記念コイン

続いて記念コインです。記念コインは、国家記念の際に発行されるコインです。

そのため、記念コインからは、当時の社会情勢や、後世に何を伝えたかったのかが分かります。

記念コインは、身近なものでいうと、オリンピックコインや大阪万博記念硬貨があります。

あれ?オリンピックコインや大阪万博記念硬貨はそんなに値上がりしていないけど・・?と疑問に感じた方もいらっしゃるかと思います。

そうです。いくら記念コインだとしても、近年鋳造されたものや、発行枚数が多ければ、価値は上がりません。

記念コイン

記念コインは、近年に鋳造されたものでなければ、基本的に発行枚数は限定されているので、非常に希少性が高く、価格の上昇が見込めます。

例えば、ウナとライオンがあります。

ウナとライオンは、1839年にイギリスのヴィクトリア女王が即位した際の記念として鋳造された5ポンド金貨です。 

世界に400枚しかなく、その美しいデザインも相まって、
世界中のアンティークコイン収集家がこぞって、ウナとライオンを手にしようとしました。

その結果、2011年に400万円~500万円が相場だったのが、2018年には約10倍の5000万円~6000万円となり、価格が一気に高騰しました。

ここまで投資対象のアンティークコインと、趣味対象のアンティークコインを紹介してきました。

皆さんに少し考えてほしいことがあります。

地金型コインと、希少性が高いコイン、どちらのほうが金融危機や景気の変動を受けやすいでしょうか??

正解は、地金型コインになります。

地金型コインは、価値のほとんどが金やプラチナといった物質に依存しています。

金やプラチナは、下記の画像を見てわかる通り価格変動の激しい貴金属です。

【金の価格推移】金の価格推移
【プラチナの価格推移】プラチナの価格推移
画像出典 : https://gold.mmc.co.jp/market/#gold_longspan

また、金やプラチナといった貴金属は、技術革新により今後も発掘される可能性が大いにあるということも頭に入れておく必要があります。

それに比べ、記念コインや流通用コインの価値は、希少性に依存しているのです。

人の好みによってついている金額なので、金融危機や景気変動からは遠いといえるでしょう。

投資対象と趣味対象のコインの種類を画像でまとめたものが下記になります。

投資対象と趣味対象のアンティークコイン

偽物のアンティークコインに注意しよう

偽物のアンティークコインに注意しよう

日本において、アンティークコインは、まだまだ認知度が低く、黎明期にあります。

そのため、中にはアンティークコインの偽物を販売している悪徳な人もいることも事実です。

アンティークコインに関する正しい知識を身に付けて、偽物を掴まされないように注意しましょう。

一番注意しなければならないのが、ヤフオクやAmazonといった個人でも出品が可能なサイト。

スラブ型コインケースに入っていれば、NGCやPCGSといった鑑定会社が発行した
ナンバーが記載されていて、鑑定済みだから大丈夫だろうと安心するかもしれません。

しかし、スラブ型コインケースは、特殊な機械を使えば、ケースを破損することなく分解することが出来るのです。

そうして中身だけを入れ替えられてしまうと、本物と偽物を区別することが難しくなってきます。

そのため、本記事ではAmazonやヤフオクなどで、個人出品しているアンティークコインを購入することはおすすめしません。

NGC社のコード記載位置

上記の写真が、NGC社が認定したアンティークコインのコード記載位置になります。

波線が引いてある箇所が該当コードとなるので
NGCの公式ホームページ内のNGC認定を確認するという欄に
該当のコードを入力してください。

PCGS社のコード記載位置

上記の写真は、PCGS社が認定したアンティークコインのコード記載位置です。

PCGS社は少しややこしく、スラッシュの後ろにある数字が該当コードになります。

上記画像では、波線が引いてある箇所が該当コードとなるので、
PCGSの公式ホームページ内、鑑定書検証という場所に該当コードを入力して下さい。

NGC社とPCGS社は、自社で鑑定したコインのデータ全てをデータベースとして所有しており、Web上で公開しています。

そのため、コードを入力すると、コインの写真が表示されます。

表示された写真と、出品されている写真を見比べて相違点がないかよく見ましょう。

アンティークコイン偽物を見分ける際にチェックするところ
  • コインの傷のつき方 (両面しっかりと見ましょう)
  • ケースに固定する爪とコインの位置関係

まとめ

今日はアンティークコインの種類について解説しました。

アンティークコインは20万種類以上の銘柄があるにも関わらず、
1つとして同じものはありません。

コインによって、傷のつき方や、汚れ具合、光沢が違います。
だからこそ、アンティークコインにはロマンが詰まっているのです。

ぜひ、アンティークコインの好きな年代や国を見つけて、とことん突き詰めてみてください。
気がついたら、貴方は一人前のアンティークコイン収集家になっていることでしょう。